Bluetoothヘッドセットは、初期設定が少々面倒。ペアリングと呼ばれる操作が必要になり、ボタンを長押ししなければならないなど、少々手間がかかります。その点、Xperia Earはこうした煩雑さを、NFCで解消しているのです。まず、アプリを起動して、Xperia Earを充電器から外します。すると、自動的に電源が入って、ペアリングの準備が始まります。ここで画面の指示に従って、本体をスマホにタッチするだけでペアリングは完了します。NFCを使って、接続を簡単にしているのが特徴です。ペアリングと初期設定を終え、Xperia Earを耳に装着すると、時間、ニュース、天気予報、不在着信、予定などを読み上げてくれます。Xperia Earには近接センサーが搭載されていて、ここまではすべて自動で行われます。読み上げる項目が多いと思う場合は、ペアリングしたスマホ側のアプリで設定を変更可能です。着信など、スマホの情報を確認する際はまず画面を点灯させ、ロックを解除したあと、通知やアプリをチェックするのが一般的ですが、Xperia Earの場合、本体を耳に装着するだけでいいのです。大げさにいえば、情報を整理して届けてくれる、秘書のような存在といえるでしょう。もちろん、装着のたびに毎回すべての情報を読み上げてしまうこともありません。こちらが理解しているにも関わらず、何度も同じことを話す秘書は無能ですが、Xperia Earは装着するタイミングや回数によって、読み上げる情報を変えているようです。こうした点からも、Xperia Earがパーソナルエージェントを志向していることがうかがえるのです。

“単なるBluetoothヘッドセットではない、Xperia Ear “

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