各社の下取り価格は特にiPhoneシリーズが手厚くなっており、iPhoneを使い続けてほしいというキャリアの狙いもみて取れます。iPhoneはPCソフトやクラウドサービスを使えばバックアップと復元も簡単にできることから、iPhoneというハードウェア単体ではなく、サービスと組み合わせたソリューションそのもので囲い込みが進んでいるとみていいと思います。機種変更や下取りの優遇はAppleの戦略を後押しするもので、さらに最新のiPhoneを使い続けられるレンタルやリースといったサービスに移り変わる可能性もあります。Appleは2015年9月、毎年新しい端末にアップグレードできるプログラムを発表しました。これが日本でも行われる、あるいはキャリアが独自に開始するかもしれません。さて2013年秋に登場した5sでは、もう1つ大きな出来事がありました。Appleが直接、SIMロックフリーの5sを販売したことです。国内3キャリアに加えAppleが直販を開始したことで、さまざまな臆測を呼びました。折しも格安SIMと呼ばれるMVNOによるSIMカード市場が拡大していくさなかでもあり、SIMロックフリー端末の普及に拍車が掛かかったといえるでしょう。いずれにしてもiPhoneのフリー端末が出てくるのも時間の問題かも知れません。

iPhoneの今後に大注目です

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