まずは過放電です。「メモリ効果」や「セルの充電量の違いによる満充電の誤判定」は充電を使い切ることによって回復するのですが,放電しすぎて「電源を入れることすらもできない」くらい放電してしまうと「過放電」といって充電池の劣化が著しく進んでしまうのです。こうなると充電能力が低下し,どれだけ充電してもフル充電ができなくなってしまいます。次に過充電です。パソコンやスマートフォン,その他の機器でも同じですが,電源をつけていれば放電が行われています。ですから、画面がついているか否かにかかわらず,内部では色々な作業が行われているのです。そのためフル充電で充電器を抜かないでおくと、画面をたとえ消していたとしても100%から少し放電,放電した分を少し充電,少し放電、さらに充電の繰り返しになってしまいます。そうすると,たとえ「1回充電した」と思っていても実際は何十回と小刻みに充放電を繰り返してしまうことになるのです。一日中充電ケーブルをつけっぱなしにしたり、寝る前に充電ケーブルを繋げて寝てしまったりすると充電が満タンになっても充電し続けていることになり,バッテリーの劣化を加速させてしまいますので気をつけましょう。また,充電もできれば90%くらいまでで止めるのが良いでしょう。

劣化を早める使い方

Leave a Reply